(株)兵庫精密工業所(阿倉和哉代表取締役社長)が風深地区の工場跡地に進出し、11月9日には同篠山工場において開所式が行われました。
同社は、神戸市に本社を置き、川崎重工業株式会社(神戸市)向けのバイクや産業用ロボット、建設機械、航空機部品などを生産されています。
兵庫県内に本社と社(加東市)の2工場を有し、海外展開も積極的に取り組まれ、2005年に台湾の複数企業と協力関係を結ばれ、2016年には東南アジアへの販路拡大をめざし、ベトナム工場を立ち上げられています。
今回稼動した篠山工場は、敷地面積4,862平方メートルで、建築面積1,366平方メートル。金属加工の需要が増加する中で、既存工場が手狭となり、新しい工場が必要になると考え、建設されました。阿倉代表取締役社長は、「篠山は、神戸市内や社工場から車で1時間以内とアクセスがよく、自然の豊かさと人情味溢れる文化にふれることができるすばらしい地域だと感じ、立地を決めました」と話されています。
現在、従業員6人が働かれており、うち市内から4人が正規社員として採用されています。工場内には、最新設備であるマシニングセンタ3台が設置され、建設機器向け油圧部品の製造に取り組まれています。今後は年度内までに9台、合計12台を設置される予定で、従業員を20人までに増やすことも計画されています。
この本格稼働を機に同社がますます発展されることを期待しています。
▲兵庫精密工業所 篠山工場
▲開所式の様子
▲製品紹介
▲最新設備 マシニングセンタ