福知山公立大学の開学記念講演会がありました。
篠山市の取り組む「わが家わが村のふるさと篠山に住もう帰ろう運動」とともに、自治体職員の仕事のあり方をテーマとしました。
九州大学の嶋田さん、福知山公立大学副学長の富野暉一郎さんのお話をうかがいました。
嶋田さんのお話は、私がいつも言っていることと同じでした。
「自治体職員は、人のために仕事をしたい、地域をよくしたいという思いで仕事に就いたにもかかわらず、いつの間にかその気持ちを忘れ、勉強しなくなってしまう人もある。こなす仕事をしてはいないか。事なかれ主義になっていないか。良い仕事とは、市民を幸せにし、自分も幸せにする仕事です。
公務員は手を抜けば税金泥棒、だけど一生懸命頑張れば至高のボランティアです。
求められる働き方は、地域に飛び出す公務員です。」
「わが家わが村のふるさと篠山に住もう帰ろう」では、自治会ごとにご家庭ごとに取り組んでいただくのですが、市職員が集落に入って一緒に取り組むこととしています。
富野さんは神奈川県逗子市長を二期務め、米軍住宅建設に反対して、住民投票、議会解散、法廷闘争など、闘われた方です。
地方自治の分野で全国的にも著名です。
私は富野さんに「闘った方とは、その後うまくいくのですか」とお尋ねしましたが、それは無理です、とのことでした。
また、篠山市と神戸大学との連携は全国的にも注目されている、福知山公立大学も、地域に根ざし、これから共にとりくみたい、大学の資源を活用してほしい、とのことでした。