井戸知事にお越しいただき、丹波地域の課題について意見交換をしました。
井戸知事は、県政を担われ、これで丸15年となられますが、益々お元気ですし、丹波地域について、いつもよく気にかけていただいています。
(1)医療
兵庫医大ささやま医療センターの協定が、平成30年にひと区切りとなりますが、引続いての存続に向けて、全力をあげ、柏原病院との役割分担をきちんと協議し、連携をはかると力強く語っていただきました。
(2)教育
篠山市が力を入れているふるさと教育は大切だとされ、中学校と高校の連携についても、県としても力を入れますとのことでした。
(3)丹波の森構想
丹波地域のこれからも大きな理念として、河川整備、農村整備事業、森づくりなどにおいて、丹波らしさを生かしていくとのことでした。
(4)農業
山の手入れや鳥獣対策についての国県の補助策に、引続き力を入れてほしいと要望しました。
農業の担い手については、「ふつうの農家は、大型の担い手に農地を貸してほしい」とのお言葉でしたので、私から、農業農村がこれからも持続的に発展するには、大型農家だけでなく、農に関わる多くの人が必要で、そのための集落営農への支援をお願いしました。
農に関わらないとすると、農村に住み続ける必要がなくなります。農村に住まないと、農村の自然環境もお祭りなど伝統文化も、食糧も国土も守れません。
知事は、言葉足らずだったので、「大型農家」も「集落営農による農村の維持」も付け加えると語られました。