「日本デカンショ節大賞」は、篠山市を代表する伝統芸能「デカンショ節」を多くの皆様に親しんでいただくため、また次世代へ引き継いでいくため、新しい歌詞を募集し、優秀作品を正式にデカンショ節に加えるとともに、表彰させていただくものです。
今年も広く募集したところ、全国各地から220点の応募をいただきました。本当にありがとうございます。
今回の大賞は、篠山市が誇る特産物の丹波篠山山の芋を歌った歌詞に決まりました。
また優秀賞には、伝建地区の福住街道や丹波焼の窯の火など、どれも篠山市の名所を詠んだ歌詞が選ばれました。
これからもデカンショ節大賞を通じて、篠山市の良いところを全世界に発信していきます。
今回受賞されました節は、8月15日、16日のデカンショ祭総踊りの歌い始に改めて皆様に披露します。
◆◆◆大賞◆◆◆
篠山市東岡屋・松葉 久喜(まつば ひさき)さん
「丹波篠山霧芋召され 味も良ければ力湧く」
【作者コメント】「私は篠山出身ではありませんが、篠山に移り住んで約10年。山の芋は大変おいしく大好きです。呼び方が、霧芋のほうが良いのではないかという思いから、その名前が有名になってほしいという思いで応募しました。非常に光栄です。」
◆◆優秀賞◆◆
篠山市下原山・高橋 京子(たかはし きょうこ)さん
「古い町並福住街道 ししもおさるも里に来る」
【作者コメント】「福住のまちなみが国の重要伝統的建造物群に選定されました。これを機にもっとスポットライトが当たってほしい!と思っています。歌のとおり、猿やイノシシの農作物被害は困りますが、共生を目指します。」
丹波市・村岡 君代(むらおか きみよ)さん
「デカンショ踊りを 教えた孫に 今じゃ私が 手を引かれ」
【作者コメント】「孫はフランスに住んでおり、2年に1度帰ってくることをとても楽しみにしています。孫もデカンショ祭を楽しみにしてくれていますが、日本と同じくフランスでも習い事やクラブ活動があり、今年は帰ってくれないかもしれません。」
滋賀県大津市・本田 秀雄(ほんだ ひでお)様さん
「丹波育ちは窯の火よりも 燃えりゃ真っ赤な男意気」
▲大賞の松葉さん
▲優秀賞の高橋さん
▲優秀賞の村岡さん