地域おこし協力隊のメンバーが、4月以降の活動状況の報告に来てくれました。
みんな、頑張ってくれており、順調なスタートです。
若い彼らが地域へ入ることで、勇気が出ます。
発想も豊かです。
(一)野口洋平君 【担当地区:大山地区】
◇活動方針
地域のアイデンティティ(山を大事にする精神と農業)を尊重し、それらが有機的につながる仕組みを再構築する。
◇活動の種類と内容
→地域PRブランド「大山プレミアム」構想事業
(1)竹及びタケノコの商品化をめざした竹林整備事業
(2)倒し間伐を活用した原木キノコ栽培事業
→山エネ農業事業:山のエネルギー資源を活用した、林業と農業の循環の仕組みづくり事業
◇今後の活動
・神田神社の竹林整備を開始。竹自体の利活用法を検討・研究する。
・コミュニティキッチン結楽里さんの商品開発をお手伝いする。また、ネット販売を提案するなど、より消費者に届きやすい仕組みをつくる。
・「大山プレミアム」認証の実行委員会を地域の方々と立ち上げる。
(二)長井拓馬君 【担当地区:西紀北地区】
◇活動方針
西紀北地区には、圃場整備がなされていない田圃が多く残されて、また利用されている。
それに加え、多紀連山の北側ということもあり、自然が豊かな地域となっている。この自
然の豊かさという資源を活かし、生物との共生を意識した農業を行い、この地区の魅力を
発信していく。
◇活動の種類と内容
(1)生物との共生する農業の実践
田畑には昔から多くの生物が生息していたが、近年は高齢化や人手不足による耕作放棄地の増加、また農薬や化学肥料の使用により、そのような生き物が減少している。現在放棄されている農地を借受け、次年度に活用できるように整備すること、またそこで行う農法や生き物に対する考え方を、地域住民の方に伝えていく。
(2)西紀北地区の生物総調査
◇今後の活動
(1)生物との共生する農業の実践
今後は、農地周辺の生物相を調査した後に、耕地の草刈/耕転や水路の補修を行っていく。また、その手順を記録しておくことで、今後再生を行いたいと考える人の指針となるようにする。
(2)西紀北地区の生物総調査
生物を記録する行動を行う。また、それらを守る意義などを、地道に地域の方に話していくことは重要だと考えている。
(三)瀬戸大喜君 【担当地区:大芋地区】
◇活動方針
・地域に寄り添う「価値発展活動」と、地域に新しい風を入れる「価値創造活動」の同時並行
・住民主体の地域おこし
・地域の既存の取り組み・眠っている資源を活かした地域おこし
◇活動の種類と内容
(1)小水力発電(価値創造活動):小水力発電を導入してエネルギー的に自立した集落を目指す過程で大芋住民や外部(伏見工業高校・関西広域小水力利用推進協議会・東雲高校・篠山産業高校・篠山市・市内の企業等)を巻き込みながら地域おこしを行う。
(2)直売所「なかの里」(価値発展活動):「10年続けてきたなかの里、存続させていきたい」という住民の声をもとに、活動に参加しながら住民とともに活動の継続性を探る。
(3)その他:里山整備・大芋活性化委員会への参加・地域イベントへの参加・大芋小学校との関わり・「おくもふるさとネット」HPの更新・「テングマルシェ」@梅田への出店
◇今後の活動
・水車の自作
・「エネルギー自立のむら」事業説明
・なかの里運営メンバー会議開催
・おくもふるさとネット更新へ準備
・テングマルシェ出店へ準備
(四)菅原将太君 【担当地区:畑地区】
◇活動方針
畑小学校の閉校により、地区は文化の拠点を失った。コミュニティセンターみたけ会館の
機能を充実させることによって、地域コミュニティの機能を維持・強化することを目指す。
また、地区の基幹産業である農業の振興も目指す。
◇活動の種類と内容
(1)マイクロ・ライブラリーの設置
みたけ会館にマイクロ・ライブラリーを設置する。
(2)農産物の振り売り
地区内の余剰野菜を元町マルシェ等へ出品する。
(3)獣害対策
サルの追い払いや獣害対策イベントの企画・運営を行う。
(4)都市農村交流
はた祭りや地域イベント等に大学生を中心とした都市住民を誘致する。
◇今後の活動
・7月下旬にマイクロ・ライブラリー関連イベントを篠山フィールドセンターで開催予定。
・6月22日(日曜)元町マルシェのオープンイベントに出品予定。
・はた祭りや獣害対策イベントなどの企画も進めていきたい。