中国の大連市から大連市の元教育局長の賈(か)先生、大連工業大学の劉先生、大連交通大学の李先生、そして金沢市の古賀克己さんをお迎えしての、シンポジウムがありました。
私は、テレビでみる習近平国家主席は、怖い感じと思っていましたが、苦労されて、優しい人と聞きびっくりしました。
以下、お話の概要です。
劉先生、李先生(お二人はともに女性で、日本語もお上手)
「大連市は人口600万人、ビルが林立したまちです。
日本企業が3000社あり、日本に親しみを感じています。日本語もよく勉強しています。
かつては戦争の不幸な歴史がありますが、平和を愛することに、日本と中国に違いはありません。篠山市に初めて来ましたが、とても魅力的なまちです。友情を深めたいと思います。」
賈先生
「中国では、ひとりっ子政策もあり、親が子に一生懸命勉強させている。知識にかたより、協調性に欠けるところもあると思います。
朝8時から夜まで勉強します。土・日も塾で、よい学校をめざし、競争が激しいです。
教員は日本の方が圧倒的に多く、日本の方が人間性の教育が進んでいると思います。
英語教育は大連が進んでいます。
しかし、いじめや不登校は大連にはありません。
弱い者をいじめることは恥ずかしいこととみんな考えています。
中国といえば怖いイメージがあるかもしれませんが、みんな平和を愛しています。
中国の銅像には兵士、戦士はいないのです。
中国ではとくに『義』を大切にします。正しいこと、誠実を貫くことを尊びます。」
古賀さん(医療関係の会社経営、大連市にも工場をもたれている。金沢市と大連市の友好交流の先駆けとして活躍されている)
「中国では、政治と経済は分けている。戦争をする国ではない。日本は中国が怖い、中国は、日本は軍国主義の傾向があり怖い、とそれぞれ誤解している。
金沢市では大連市と相互に教員の派遣など交流を深めています。」
また、次のような「書」を頂きました。
酒逢知己千杯少【酒は親しい友人と飲めばいくら飲んでも足りない】
井然有序君子交【整然として君子のまじわり(心の友情)を結ぶ】
隆冬●厉春光好【厳しい冬のあとはあたたかい春を迎える】
明日晁卿再相●【明日また再会できることを楽しみにしています】 ※なお、●は日本語表記できません。
わかりますか?私の名前を入れて頂いています。