JICA青年海外協力隊員として、ウズベキスタンに2年間派遣されていた中西美加さん(日置在住)が帰国され、報告に来てくれました。
ウズベキスタンは、ロシアより南方の内陸にあり、首都タシケントは青の都と呼ばれ、サマルカンド遺跡などがある美しいところだそうです。夏は50℃、冬は-20℃と寒暖差が激しいところでもあります。
中西さんは、小児病院で病気や障がいのある子ども達を支援し、1人で約30人を担当して子ども達に日中活動や手作業を教えたそうです。活動の内容は、廃材を使ってミサンガを作ったり、手づくりの野菜カルタで、野菜の名前や色をウズベク語と日本語で覚えたり、子ども達が楽しめるように工夫されました。
また、他の隊員と協力して、音楽イベントを実施し、手遊び歌など一緒に歌って喜んでもらったことが印象に残っているそうです。中でも、歩けない子は引きこもりがちなので、声をかけて活動に誘っていたら、顔を覚えて会いに来てくれるようになり、嬉しかったと話してくれました。
文化の違いを認めるのが難しいこともあったと聞きましたが、とても貴重な経験を積まれたので、これを活かして、これからも子ども達への支援にがんばってほしいと思います。