2月11日、建国記念日は、三宅剣龍、みどり賞の表彰を行いました。
剣龍賞は、篠山市の文化の振興に大きな功績のあった方、みどり賞は教育や児童・生徒の活躍がめざましい方への表彰です。
三宅剣龍先生は西岡屋出身、市内で小学校などの先生をされていましたが、50歳を前に上京、日本を代表する書道家として、日展に何度も入選されるなど活躍されました。
市役所1階のホールに、先生の大きな作品が展示されています。
一昨年、99歳でご逝去されましたが、80歳を超えても90歳を超えても、仕事への意欲は満々で、最近まで作品を創りつづけられました。お弁当もペロリと食べておられました。
失礼ながら私が三宅剣龍先生になりかわり、「みなしゃん、おめれとうございます。丹波篠山ほど良いとこはありましぇん。日本一です。東京なんか、ゴミゴミしてますヨ。日本一良いところと看板をあげてくだしゃい。みなしゃん頑張って篠山を盛り上げてくだしゃい。ばんざい!」
と祝辞を申しあげました。
部活や学校で活躍された皆さんのほか、家谷さん(丹南中3年生)は、高齢者に絵手紙を届ける心やさしい活動を続けてこられましたし、鈴木君(今田中1年生)は何とすばらしい小説を描かれ高い評価を得ておられます。
受賞者の皆さん、益々のご活躍をされますよう、大変楽しみにしています。
表彰を受けられた方は次の皆さんです。
三宅剣龍賞
※団体・個人順、敬称略
粟野 和枝(あわの かずえ)(舞踊)
日本舞踊藤間流に25年間師事し、永年にわたり日本舞踊の技術研鑽に努めておられます。 また、市内複数の高齢者福祉施設に年数回訪問して舞踊を披露し、高齢者の方々に安らぎのひとときを提供されるなど、ボランティア活動にも熱心に参加されています。
長澤 迪子(ながさわ みちこ)(舞踊)
平成15年に自ら日本舞踊の若柳流楽扇会を創立し、同会の代表として活躍されています。篠山市市民文化祭や青山文化協会文化祭等の行事、また高齢者福祉施設や敬老会にも積極的に参加され、その卓越した舞踊を披露されています。
溝端 清子(みぞばた きよこ)(舞踊、小唄)
日本舞踊藤間流に23年間師事し、所属する「藤郁会」の一員として、地域の文化祭等でその卓越した舞踊を披露されています。
また、地元に古くから伝わる伝統芸能「今田小唄」の保存継承活動のため、地元有志らとともに今田小唄保存会の設立に尽力されました。
中野 佑香(なかの ゆか)(書道:篠山市立城東小学校6年生)
平成29年度篠山市小・中・高・特別支援学校教育書道展小学生の部において、出品総数135点の中から特に優れた作品として認められました。
字に勢いがあり、漢字とひらがなのバランスにも優れ、ほどよい調和と統一感がもたらされている作品として高く評価されました。
山下 朋花(やました ほのか)(書道:篠山市立篠山中学校3年生)
平成29年度篠山市小・中・高・特別支援学校教育書道展中学生の部において、出品作品65点の中から特に優れた作品として認められました。
優しく素直でありながら、根気強く毛筆の練習に励んできた様子が伺える作品として高く評価されました。
みどり賞
※団体・個人順、敬称略
篠山・丹南中学校男子ホッケー部
第66回近畿中学校総合体育大会ホッケー競技の部で、創部初の優勝という輝かしい成績を収められました。
平成17年に創部。現在は2中学校の合同チームとして活動しており、競技力、チームワークの向上に日々取り組んでおられます。
篠山・丹南中学校女子ホッケー部
第18回全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会で、第3位、第66回近畿中学校総合体育大会ホッケー競技の部で、第4位という輝しい成績を収められました。
平成18年に創部。現在は2中学校の合同チームとして活動しており、競技力、チームワークの向上に日々取り組んでおられます。
兵庫県立篠山鳳鳴高等学校かるた部
第39回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会兵庫県大会団体戦において、4戦全勝で優勝という輝かしい成績を収められました。
少人数ながら、かるた競技を通じて古典に親しみ、心構えや技術を磨き、チーム一丸となって練習に取り組んでおられます。
兵庫県立篠山鳳鳴高等学校軟式野球部
第62回全国高等学校軟式野球選手権大会に23年ぶりに出場しベスト4という輝かしい成績を収められました。愛媛県で開催された第72回国民体育大会高等学校野球(軟式)競技にも出場し、軟式野球部の新たな歴史を刻みました。
兵庫県立篠山東雲高等学校AgLocal resources
第68回日本学校農業クラブ全国大会プロジェクト発表《分野I類》において、優秀賞を受賞されました。
また、今年度は放置竹林の竹を丹波焼の焼成材として活用し、丹波焼に黒豆味噌を詰めて販売するビジネスプランが、第1回大地の力コンペにおいてグランプリを獲得されました。
ヤングベースボール・ネットワーク
兵庫県全域をエリアとする第25回ヤングリーグ西関西秋季大会において優勝に輝き、全国大会に出場するなど顕著な成績を収められました。
平成17年の結成以来、日々厳しい練習に取り組んでおられます。
團野 亜耶(だんの あや)(篠山市立篠山中学校3年生)
第66回近畿中学校総合体育大会ホッケー競技の部で第4位の成績を収め、大会優秀選手に選ばれました。
さらに、ジュニアユース女子日本代表選手に選抜され、オーストラリアで開催された国際大会に出場して活躍されました。
林 洵菜(はやし じゅんな)(篠山市立篠山中学校3年生)
第66回近畿中学校総合体育大会ホッケー競技の部、第47回全日本中学生ホッケー選手権大会において優秀な成績を収めるとともに、両大会で大会優秀選手に選ばれました。
さらに、ジュニアユース女子日本代表選手に選抜され、オーストラリアで開催された国際大会に出場して活躍されました。
戸倉 紗希(とくら さき)(篠山市立篠山中学校3年生)
第13回都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会では、兵庫県代表選手に選抜され、投手として活躍するとともに、チームをベスト8に導きました。
中学校入学と同時にソフトボール部に所属し、目標に向かって地道に練習に取り組んでおられます。
細山 太志(ほそやま たいし)(篠山市立篠山東中学校3年生)
第69回兵庫県中学校陸上競技大会共通男子1500mにおいて第2位、第66回近畿中学校総合体育大会陸上競技共通男子1500mにおいて第3位、第66回兵庫県中学校男子駅伝競走大会で区間賞を受賞するなど、諸大会で優秀な成績を収められました。
家谷 日和(いえたに ひより)(篠山市立丹南中学校3年生)
大山上地区の一人暮らしの高齢者に季節毎に年4回手作りの絵手紙を届けています。小学5年生の頃、一人暮らしの高齢者のために、何かできないかとの思いからはじめたのがきっかけで、四季折々の絵と心のこもったメッセージが添えられています。
定期的な訪問が高齢者の安全安心にもつながっています。
鈴木 優真(すずき ゆうま)(篠山市立今田中学校1年生)
平成29年度のじぎく文芸賞小説部門学齢児童生徒の部で優秀賞に輝きました。
受賞作品は「君の名前はまだ呼ばない」と題した小説で、審査員からは、「自然と何かを感じる作品で、人間らしさに目覚めていく過程を描いた秀逸な作品」と評価されていました。
西井 拓海(にしい たくみ)(関西学院大学1回生)
平成29年度に開催された参議院創立70周年記念事業論文コンテストで、優秀賞に輝いた。
平成29年11月朝来市で開催された兵庫県特別支援教育自立・理解推進会議では、パネリストとして登壇するなど幅広く活躍している。