日本遺産に認定された日本六古窯サミットが福井県越前町で開かれました。
私はJRで、大阪から北陸本線サンダーバードで行きましたが、降り立った駅は武生(たけふ)駅で、ここは「越前市」でした。
めざす「越前町」はその隣のまちで、「越前」の町と市があるとは知りませんでした。
もともと越前町がありましたが、のちに合併によってかつての「武生市」が「越前市」になったそうです。
どこかで聞いたようなお話で、私の方も世界にもPRしようとしているのが「丹波焼」で、それは「丹波市」ではなく「篠山市」にあるのです。
外からは判りません。
来賓の西川知事は「六古窯」がみんなで自分の産地だけでなく、他の産地をPRすれば、どんどん発信できると激励されました。
お話しすると篠山市のまちを褒めていただき、なんと「お堀端に木が倒れていました」と、この秋の台風の後に来ていただいていました。
私から、赤松課長のデカンショ節を交えてまちを紹介し、丹波焼の作家の上中剛司さんと清水万佐年さんが発表しました。
上中剛司氏(35)さんは、稲右衛門窯の窯元でグループ窯(よう)の代表を務めておられます。
中世の焼き物について写真をまじえ説明され、昭和30年代の立杭地区の原風景を紹介。
その後、会場で特別展示されている上中剛司さんご自身の作品を紹介され、グループ窯の丹波焼最古の登窯を活用した活動、取組を紹介されました。
清水万佐年氏(33)さんは、千代市工房の窯元で、グループ窯の副代表を務めておられます。
『グループ窯に入り、年代的にも近い人たちとつながり、作り手として刺激を受けた。また、展覧会などにも一緒させていただくなど、幅も広がった。名字も「清水」「市野」「大西」「大上」など限られ、「杭を立てていた」と言われる程閉鎖的です。これからもっと外部からも作家が入って、活性化を図ればどうか。』と発表されました。
本年度の六古窯の活動は、六市町持ち回りの展覧会の開催、プロモーション映像の作成、ロゴマークの制作などで、ロゴマークについては発表されました。
また、六古窯を積み合わせた商品を売り出したり、ふるさと納税の返戻品にしようということも申し合わせました。
最後に六古窯ブランドを確立し世界に発信しようとサミット宣言がされました。
▲私からの発表
▲上中さんの発表
▲清水さんの発表
▲サミット宣言