本日、篠山市戦没者追悼式を「平和のつどい」として開催しました。
戦後72年、遺族の方も高齢化し、篠山市発足当時は田園交響ホールで午前午後2回に分けて開催するほどでしたが、今では1回だけ、しかも会場の半分くらいの人数となりました。
しかし、篠山市出身のご英霊(えいれい)1845柱の御霊(みたま)にふるさと篠山にお帰りいただいての開催ですので、遺族の皆様は欠かさずご出席いただき、献花などにより、追悼の誠を捧げました。
今日は、城北畑小学校6年生が広島への修学旅行で学習したことの発表や、朗読劇「凧(たこ)になったお母さん」により、平和への思いを紡ぎました。
これは、お母さんが我が子を守るために、自分の汗で、次は涙で、そして母乳で、あげくは出血した血で子供に水分を与え続け、自分は凧のようになって空に舞っていくという悲しいお話でした。
今、また世界では、北朝鮮がミサイルや核実験を繰り返し、アメリカとの対立を深めるなど、再び世界戦争が起こるのではとの心配の声も高まるなか、平成21年に非核平和都市宣言をした篠山市においては、市民誰もが平和を強く思い、学び、訴え続けていきたいと思います。
そして、戦争の悲惨さとともに命をかけて祖国を守り、ふるさとを守られたご英霊の尊さを若い世代に確実に伝え、過ちを繰り返さないようしなければなりません。
ご英霊がこよなく愛された篠山市は、日本遺産のまち、全国景観モデル都市になるなど、光が射しこんでいます。
これからも、ご英霊のふるさとの思いを忘れることなど、市民あげて魅力ある、活力あるまちづくりを進めます。
▼城北畑小学校の発表
▼朗読劇「凧になったお母さん」