篠山市では今年、米寿(かぞえで88歳)を迎えられた方が328人おられます。
おめでとうございます。
私のライバルの森本寛(もりもとかん)さんも、米寿のお祝いを受けられました。
森本さんは、篠山市の誇る、河原町通りで、昔ながらの本屋さんを営んでいます。
今でも配達や店番などの仕事をしています。
さて、何のライバル?
それはテニスのライバルです。
テニスといえば、もちろん軟式です。
森本さんは、今でも篠山軟式テニスクラブの主力?選手として活躍中です。
私とは30年ぐらいライバルです。
かつては池田さんと言う名選手と組んで数々の勝利をおさめてきました。
今でも、少し動きが悪くなったとはいえ、サーブ、レシーブは確実、自分の近くに来たボールは確実に返すし、ボレーも決めます。
何と、ポーチ(前衛がボレーを決めるために、積極的に動くこと)にも出るのです。
何と言っても森本さんがすばらしいのは、テニスが大好きで、練習は休むことなくいつも一番に来ます。
雨が降ってもヤリが降ってもテニスに来ます。
今は、篠山スポーツセンターのオムニコート(芝入りの人工芝のコート)で練習しますので、手入れすることはないのですが、以前は日置の土のコートでしたので、手入れが大変でした。
ローラーをかけてコートの土を固めたり、草を引いたり、毎回石灰で白線を引くなど、準備してからでないとテニスができません。
森本さんは、いつも一番に行って、ひとりでローラーを引き、ひとりで白線を引いていました。
次に行くのは私でした。
小雨で、今日はテニスができないかなあと思って行っても、森本さんだけは必ず来るのです。
数年前に、クラブの推薦で、篠山市のスポーツ功労者として表彰したのですが、表彰の日の11月3日はテニスの黒まめ杯の試合があるからと言って、表彰式に出席されませんでした。
今でも30代や40代の若手とも交って試合をします。
ただ少し記憶力は衰えており、カウントをよく間違えます。
しかしいつも自分に有利にカウントを間違えるのです。
これからも益々頑張ってもらい、次は90歳になっても試合に出て活躍することが目標です!
▼森本さんの華麗なフォーム