16日、田園交響ホールで「よしもとふるさと劇団デカンショ座」の公演がありました。
舞台は市内の食堂。日本遺産に認定されたことから「篠山のええとこ伝え大使」になられた吉本芸人・月亭八斗さんが篠山に来られ、篠山の自然やまちなみ、文化、食などの素晴らしさに感動されます。市長から「新しいデカンショの歌詞創作」を頼まれ悩みますが、食堂のオヤジと、隣に開店したイタリア料理の女性シェフのやりとりなどから、篠山の人々のあたたかさに気付き、新しい歌詞ができました。
これを吉本風のお笑いやギャグを交えながら感動を与える大作なのです。
なんと、私も市長の役で出たのです。
幕前といって、幕がしまった前での舞台のつなぎのような役なのですが、初舞台です。
どうせなら・・・と思い、真っ赤なブレザーと半ズボン姿にしました。
秘書50年で年齢18歳の中村さんとのやりとりで始まり、そこに市長に農作物の横流しを誘惑する悪家老が登場します。これを止めるため秘書が篠山城下見守り隊の青木さんを呼び、月光仮面を歌って出てくるのですが、即やられて、血圧の薬を飲む時間が来たので帰ってしまいます。続いて黄門さまとAKBの格好をした助さん、格さんがかわいく踊って出てくるという盛り沢山の筋書きでした。
以下、市長と秘書との主なやりとりです。
秘書「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ~。市長こちらです」
市長「世界の皆さんこんにちは!世界の皆さんごめんくさい。中村さん、今日はいちだんときれい・・・ですか?」
秘書「市長こそ、きまっていますよ。ちょっと地味ですが。」
市長「一張羅なのですが、地味でしたか?」
秘書「頭は」
市長「(帽子を取り)頭はいつもどおりです。すいません。」
秘書「いや~、派手でございます。」
市長「ところで今日のスケジュールは?」
秘書「午前中はサル対策の農会長会、午後はデカンショの準備の会です。」
市長「何を言っとるんですか!デカンショ祭は昨日から始まっているのです。すごい人だったでしょう。それは先月の手帳でしょう。しっかりしてください! 大丈夫ですか?」
秘書「何を言われますクェ~~ 市長につかえて50年クェ~~ 大丈夫でございますクェ~~」
市長「そ、それはありがとう・・・今、お歳は・・」
秘書「18でございます!」
市長「クェ~」
というものです。
なかなか面白いです!市長やるなあとほめていただきました。
秘書の中村さんは明るく、あざやかでした。
舞台は足立座長を中心とする花いちもんめの劇団が、ほとんどを演じられました。
この私の出た幕前は小山黄門さまを中心とする素人の劇団、乾劇団が中心です。
さすが花いちもんめは練習も熱心、みんなで発声練習や舞台前は化粧もされます。乾劇団も練習はしますが、セリフを手に書いたりもしますし、舞台前はビールを飲むくらいです。
次は、めざすはなんば花月です!