2月16日、篠山環境みらい会議主催の第4回イベント「知っとってか?里山の今と昔 そしてみらいへ」が中央公民館城東分館及びその周辺で開催されました。
午前中は、城東公民館の北東に位置する剛山で、木の伐倒とビオトープなどの見学を行い、およそ30名の参加がありました。この場所は、同会里山部会がおよそ2年前から月1回くらいのペースで作業をして来られた場所です。その当時、繁茂していた竹やぶも、今では開かれてすっかり明るくなっています。
伐倒の実演をしていただいたのは、市内で活躍されているNPO法人バイオマス丹波篠山から高橋さんと川崎さんにお世話になりました。まず、斜面の木をチェーンソーで切り倒し、その後玉切りをして、重機で移動させるところまでを見せていただきました。また、参加者には斧を使って薪割体験もあり、はじめてとは思えないくらい上手に薪を割る方もいました。
午後は公民館内で、講演会と団体の活動発表、また展示・ワークショップなどがありました。
講演は、兵庫県立大学名誉教授の服部保先生から「里山の現状とその整備の必要性」と題して、およそ1時間にわたって、生物多様性の大切さと本来の里山の姿、今後の里山の整備の必要性についてユーモアをまじえたお話しをしていただきました。
その後、「辻を知ろう歩こう会(代表 村岡 旭さん)」「神戸大学ささやまファン倶楽部(代表 菅原将太さん)」「篠山環境みらい会議里山部会(代表 倉垣利明さん)」から、それぞれ現在取り組まれている活動について、写真を交えて報告がありました。
そのほか、ペレットストーブの展示、篠山東雲高校生の協力によるひな祭りの飾りづくりワークショップ、ちょうなという手斧を使った椅子づくり実演、山仕事の道具の展示、薪ストーブ・ペレットストーブの写真展示など盛りだくさんの催しでした。
環境みらい会議では、今までに3回のイベントをしてこられましたが、毎回違った趣向をこらしたイベントになっています。今後も市民のみなさんが楽しめる取り組みを続けていってほしいと思います。