2月11日、四季の森生涯学習センターにおいて、平成25年度「篠山PTCAフォーラム」が開催されました。
岡野太鼓の迫力の中にも華やかさがあるアトラクションで幕が上がりました。
その後、演題、「学校・家庭・地域 総がかりで 子どもたちを支える」と題して、佛教大学教授・教育学部長 原 清治氏をお迎えして講演をいただきました。
実は、原教授は、昨年のフォーラムにもお越しいただき講演をお世話になりました。講演が大変好評で、是非続きを聴きたいという参加者の希望もあり、今回第2回目としてお越しくださいました。
内容は、子どもと関わることの大切さ。家族との会話。社会で起きたニュースの話をする時は、小さな子どもでも、その子どもに応じた言葉で伝えると、十分理解することが出来る。またそのような家庭で育った子どもは語彙が豊かである。
「意味のあるルール」の徹底は、やらされているのでは身につかないが、例えばあいさつをすることは、そのことをすることによって、社会でどのように役立つか理解させたうえで行えば本当にその人の身につく。
また、中高生のなかでのLINEの利用方法や、それがいじめにもつながるということ。家庭でルールを決め、LINE本来の便利な利用方法を教えること。その家庭でのルールは、子どもだけでなく、家族全員が守ることなど、学校・家庭・地域が総がかりで子どもたちを支えることを、教えていただきました。
実践発表では、城東小学校PTAと、篠山国際理解センターが発表されました。
城東小学校PTAでは、「『絆』~ONE~心をひとつに!」と題して、夏休みを利用して、宮城県の南三陸町を訪問された時の発表をされました。その時の子どもたちが実際に見て感じたこと、思ったこと、自分たちに出来ることをそれぞれ発表されました。南三陸町との交流をはじめ、命の大切さを学ぶ様々な取り組みを1年間通して行っておられます。
篠山国際理解センターでは、週1回開催されている「学習支援室 うりぼうくらぶの活動」を発表されました。うりぼうくらぶの始まりは、両親または、両親のどちらかが外国人の方で、子どもの宿題を教えたいが、日本語が分からない。という相談を受けて始まったのがきっかけでした。子どもたちは、宿題や遊びを通して日本語や日本の文化を学んでいます。また、日本語だけでなく、それぞれの母国のことも大切にしておられ、母国のことも学び、お母さんたちに各国の料理を作ってもらって、楽しくみんなで頂くイベントも開催されておられます。
発表後は、元気いっぱいのよさこいを披露していただきました。
とても寒い日でしたが、地域の方々、保護者、学校関係者、関係団体の皆さん、多くの方にお集まりいただき、熱心に発表をお聴きいただきました。
【城東小学校PTAの発表】