11月17日(日)から24日(日)の一週間、篠山市展が開催されました。
今回は、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真・盆栽(特別部門)の7部門から231点の作品を出品いただき、審査員の先生方の厳正な審査の結果167点が入選されました。
篠山市展は篠山市内外の方から広く作品を募集しており、審査員の先生も「年々作品のレベルの上がってきている」と話されています。
その表彰式が11月24日(日)にありました。各部門の上位3席の方の表彰に加え、今年は、篠山をテーマにした優れた作品を出品された7名の方に「篠山創造農村特別賞」が授与されました。いずれの作品も篠山の良さを表現された素晴らしい作品でした。
河合賞(最優秀賞)は、書部門の村上蒼風さんの「中原中也の詩」が選ばれました。
特別審査委員長を務めていただいた兵庫陶芸美術館の三木哲夫館長は「この作品にはスピード感や臨場感があり、墨と和紙のバランスがよく、絵画作品のようだ」と講評をいただきました。
書部門から、河合賞が選ばれたのは、初めてのことです。
この村上君は、実は篠山市の職員です。
職員がこの最高の賞をとるなんて、これは職員みんなの誇りです。
村上君の喜びの言葉です。
「河合賞を受賞したと聞いたときは、まさか自分が受賞できるとは思っていなかったので、ただただ驚くばかりでした。表彰式で河合先生より賞状をいただき、ようやく大変な賞をいただいたんだという実感が湧いてきました。
書道を習い初めて今年で四半世紀になりますが、公募展で第一席になるというのは初めてで、とても嬉しく思います。しかし、いざ自分の作品を改めて見返すと、「あそこはこう書いたほうが良かったのでは・・・」といった反省点が目に付くばかり・・・まだまだ未熟であるということも痛感いたしました。また、この賞に恥じない作品を今後も書いていかなければならないというプレッシャーも感じています。
この賞を励みにして、今後よりよい作品を制作できるよう精進していきます。
ありがとうございました。」