12月15日のシンポジウムでは、矢代と川阪の集落から素晴らしい発表をして頂きました。
1.矢代集落発表内容
「地域内外の力を集結して、獣害対策を発展させる」をテーマに、同集落自治会長の中井悦夫さんが講演。
矢代集落は、自主的・積極的な研修の受講でサル対策の基礎を習得したことをきっかけにサル被害対策を本格化させました。
<これまでの具体的な取組み実績>
・国や市の補助を活用して、防護柵の設置を推進
・放任果樹対策として、不要な柿の木を伐採したり、剪定講習を受講し、柿の木の管理を徹底
・集落主体でシカ・イノシシ捕獲わなの管理に取組む
・「サルより先に栗拾い」=「獣がい」をテーマにしたツーリズムを、市内高校生や、獣害に関心のある方と考える
<伝えたいこと>
獣害対策は、継続が必要。あきらめずコツコツと粘り強く。
集落内外の周囲の協力をうまく取り付ける。
2.川阪活性化委員会発表内容
「川阪オープフィールド~共に創る地域の未来~」をテーマに、同地区活性化委員会の山﨑義博さんが講演。
同地区活性化委員は、地域内外の人が集まり、それぞれの参加者の多様なスキルやネットワークを活かし、地域の課題解決や活性化につなげる取組を「川阪オープンフィールド」と称し、2019年の4月からスタートさせました。
<現在の具体的な取組み>
・持続可能なお米作りのための販売計画立案
・有機農業を目指して堆肥づくり
・ラグラスづくり
<伝えたいこと>
地域外の人材と地域の関係を深め、関係人口を増やす。
「川阪の魅力を仲間たちに伝えたい、川阪の美しい景観や地域を守りたい」
こうした地域の思いを共感してくれる人、川阪へ来てくれるリピーターを一人でも多く増やしていくことを目指しています。
▲中井さん
▲山﨑さん