丹波篠山市における65歳以上の方の数は、14,090人(高齢化率34.03%)、75歳以上の方は、7,501人となっています。
市内の100歳以上の方は、38名(うち男性2名、女性36名)おられます。
米寿のお祝いは339人(男120、女219)、百賀のお祝いは25人(男4、女21)です。
9月5日に訪問した長澤せいさんに続き、7人の101歳以上の方のもとへ長寿のお祝い訪問をしました。皆さんをご紹介します。
波部 時雄さん(103歳)
市内で男性の最高齢です。杖を持たれていますが、背筋はピンと伸びておられ、足取りもしっかり、とてもお元気です。日々、ウォーキングを心がけておられるそうです。ショートステイ利用中の訪問で、利用者の皆さんの前でお祝いしたところ、大勢の前でのあいさつもしっかりされました。昨年のNHKのど自慢に出演し合格、今年の敬老会でもスターです。
宮本 つたさん(101歳)
元気に歩かれ、おしゃれなワンピースで出迎えていただきました。明るく、話すことがお好きな方です。「自分でも100歳なんてびっくりしている」と言われました。昼間は畑の草が気になり草引きに行かれることもるとのこと。そこで地域の人と話せるのも楽しみだそうです。ご自宅は波賀野で国道176号沿い、畑へはこの国道を横断して行かれます。
前川 こいとさん(101歳)
篠山すみれ園に伺いました。明るい方で、職員によく声をかけておられます。体調を崩されていたこともありましたが、施設で回復されて元気にされています。食べることと外出がお好きです。職員が頼むと、持ち歩いている俳句セットで俳句を書かれることもあるそうです。
▲右が前川さん
森本 しづさん(102歳)
前川さんと同じく篠山すみれ園に伺いました。話すことが好きで、明るい方です。ここ数年は受診もなく元気にされています。よく気づかれる方で、周りの人への感謝の気持ちを忘れず、職員へも叱咤激励の言葉もあるそうです。
▲左が森本さん
草間 あや子さん(101歳)
お元気そうな優しい笑顔のあや子さんと、明るくお元気なご主人守さんとで迎えていただきました。耳は少し遠くなられていましたが、話すことが好きで、守さんと仲良く暮らしておられます。あや子さんは新聞を読むのが好きとのことで、訪問時も新聞を広げておられました。守さんも94歳です。
岸本 冨子さん(107歳)
市内最高齢の方です。入院中で、訪問の数日前に体調を崩しておられました。それまでは果物などを少し食べたり会話もできておられたそうです。お話はできませんでしたが、話す声は聞こえておられるようで、表情や身振りで訪問のお礼をしっかり伝えてくださり、時折笑顔で応えてくださいました。ご家族や病院の方たちが親身になってお世話されている様子に、冨子さんのお人柄が伺えます。
平野 亮三さん(101歳)
歌うことがお好きで、昨年のNHKのど自慢の予選会にも出られたことを「おもしろいやろ」と言われており、訪問時も一節披露してくださいました。現在は娘さん夫婦と暮らされており、デイサービスに通われています。丹南町に「平野亮三あり」と言われた方で、土地改良事業や農協で大きい仕事をされ、活躍された方です。私もよくご指導いただきました。今もかくしゃくとされています。
追伸
悲しいお知らせですが、本日岸本冨子さんが亡くなられました。
市長訪問まで元気でいてくれたと、ご家族に喜んで頂きました。
市内最高齢者として、市民に勇気を与えて頂き、ありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。