今田町の兵庫陶芸美術館にて、「瀬戸ノベルティの魅力」展が開催中で、先日その開会式に出席してきました。
「ノベルティ」とは、愛知県の瀬戸焼職人によってつくられ、主に欧米に輸出された人形などの置物の作品です。
大正時代、第一次世界大戦が起こり、当時ノベルティが人気を博していたアメリカでは、最大のノベルティ生産国のドイツからの輸入が途絶えました。
代わりに白羽の矢が立ったのが瀬戸で、石膏の型によって作られた輸出用ノベルティの生産が始まりました。
ヨーロッパの17~18世紀風の衣装を身にまとった華やかで優雅な人形、ハロウィンなどアメリカ文化を題材にしたもの、エンゼル人形や動植物など、さまざまなノベルティが作られました。
今回、瀬戸ノベルティだけを集めた展示会は関西で初めてとのことです。
色鮮やかで異国情緒あふれる瀬戸ノベルティの魅力を感じに、ぜひご覧ください。