平成30年は、篠山市にとって大きな出来事が多くありました。特に、市名変更についての賛否を問う住民投票では、投票率69.8%という、多くの市民の方の力で、来年5月に市名を「丹波篠山市」と決定したことは、歴史に刻まれる1年となりました。
※掲載は、時系列順としています。
1.篠山市の鳥獣対策が農林水産大臣賞受賞 (2月)
篠山市では、鳥獣被害対策として、平成20年に篠山市有害鳥獣対策推進協議会を設立し、協議会を支援するため、県や農協に加え、大学等の専門家からなる被害対策支援チームが発足しました。
特にサル対策として、専門家を交えた対策ミーティングを実施し、住民主体の対策を推進するための支援策、追い払いや柵の維持管理、生息環境管理等を内容とする出前講座や研修会等を定期的に開催しています。このように、住民意識の醸成をはかりながらの大きな取り組みが評価され受賞となりました。
篠山市では、被害対策とともに、長い目で野生動物との共生の道を目指しています。
1.大芋、後川、西紀北、西紀中地区において、地域の方がバス代わりに乗用車を運行する事業(自家用有償旅客運送)を開始 (3月)
4月から、公共交通の見直しを行い、路線バスは維持、コミバスは3ルート(村雲~篠山、今田・古市~篠山、大山・味間~篠山)について毎日の運行としました。
そして、地域の皆さんが主体的に運行する篠山市自家用有償旅客運送を開始しました。大芋、後川、西紀北、西紀中地区において、車両は篠山市が貸与し、運転は地域の方がボランティア的に運行していただいています。それぞれの地域内での運行が中心ですが、事情によっては地域外の篠山市役所や病院までも可能です。
1.ベトナム・フエ市と市民交流都市提携 (4月)
旧篠山産業高校丹南校を活用して、4月1日から介護福祉士をめざす専門学校として、篠山学園を開校しており、ベトナム・フエ市などの学生が学んでおり、平成29年フエ市長が、是非とも交流を深めていきたいとの申し出がありました。
これを受けて、4月2日フエ市と篠山市の間で市民交流都市の提携をしました。フエ市はユネスコ世界遺産に登録された王宮のあるベトナムの古都です。世界的な観光都市ですので、観光、農業、福祉などで交流を進めたいと考えています。
1.篠山市初の「NHKのど自慢大会」開催 (6月)
6月17日に、篠山市初のNHKのど自慢大会が、たんば田園交響ホールで開催され、篠山市からは、15人の方が予選を勝ち抜き出場され、大いに盛り上げていただきました。
デカンショ節の小林真弓さん(篠山市職員)が、チャンピオンとなり、デカンショを全国に世界に発信していただきました。ポロシャツ姿で若々しく、会場の皆さんと一緒になって歌われたことが特に良かったと思います。
また、篠山市の男子最高齢者(102歳)の波部時雄さんが「あゝ篠山城」を見事な歌声で合格されました。
1.兵庫医科大学存続に向けて新たな基本協定を締結・調印 (6月)
兵庫医科大学ささやま医療センターとは、平成20年7月14日から平成30年7月13日まで協定を結んでいましたが、引き続き7年間の基本協定を6月21日、井戸敏三兵庫県知事の立会いのもと、篠山城大書院において締結しました。
新たな基本協定は、医療面では、産科や小児科など現在の診療科目を充実し、これからも篠山市の中核病院として活躍いただけること、兵庫医科大学における篠山キャンパスとして、総合診療医を育てる役割、医師会や他の病院と連携した在宅医療の推進などをあげています。
篠山市で幸せに安心して暮らせるよう、ささやま医療センターを中心に、岡本病院やにしき記念病院、山鳥病院、そして開業医の皆さんとさらに連携を深め、地域医療の充実に取り組んでいきます。
1.糯ヶ坪地区の浸水対策として京口排水ポンプ完成 (7月)
今年は、全国的に大雨による大きな被害が出ました。
篠山市でも、7月7日大雨による特別警報が出され、市内全世帯に「避難勧告」を出し、64箇所の避難所を開設しました。
八上の糯ケ坪地区は、平成25年の台風の時に、20棟の床上・床下浸水の被害があり、地域の皆さんの声を受けて、下水道事業による排水ポンプを設置することとし、平成29年9月工事着手しました。総事業費は、3億9千万円で、ポンプ2台運転での排除量は、1分間に約120㎥の能力があります。
7月8日に、この竣工式をしたのですが、大雨の前7月5日から運転をはじめ、おかげで浸水の被害はありませんでした。
1.水泳 溝畑樹蘭選手アジア大会金メダル (8月)
西紀出身の溝畑樹蘭選手が、アジア大会水泳に出場し、見事金メダルを獲得しました。アジア大会は、テレビ中継で放送され、溝畑選手は4×100メートルリレーのアンカーとして出場しました。
9月12日には、篠山市役所に表敬訪問していただきました。これからも、東京オリンピックに向け、大きく成長されることを楽しみにしています。
1.国道372号線波賀野バイパス完成 (8月)
8月25日、国道372号線の波賀野バイパスが開通しました。
古市の狩場一酒造付近の道幅が狭く、渋滞や接触事故があり、課題として残っていました。
開通式には地域の方もたくさん参加され、喜んでいただき、また丹南中学校吹奏楽部の演奏で花を添えていただきました。
1.市名変更に関する住民投票実施と辞職に伴う市長選挙 (11月)
市名変更について、市の名前は市民みんなで決めるべきだという住民投票に向けた署名活動が行われ、住民投票条例に定める有権者の5分の1以上が集まり、住民投票を実施することとなりました。
また、併せて市長辞職に伴う市長選挙を同時実施し、結果69.8%という高い投票率で、住民投票が成立し、市名変更賛成多数、市長選挙については、酒井市長が4選を果たしました。
1.「丹波篠山市」への市名変更決定 (11月)
11月27日、市議会の臨時会が開かれ、来年5月1日付で「丹波篠山市」となることが決まりました。
市民の皆さんには、69.8%という高い投票率で住民投票を成立させ、市名変更を決めたということは、篠山市のみならず全国的な快挙で、歴史に残ることだと思います。
来年は、市制20周年、市民一丸となって「丹波篠山市」を盛り上げられるよう頑張っていきましょう。
平成30年篠山市政10大ニュース(特別編)
〇 小・中・高校生が大活躍 !
1 篠山産業高校卓球部の小林優李選手が「全国高等学校選抜卓球大会」出場(3月)
篠山産業高校2年の小林優李(こばやしゆうり)さんが、3月26日から福井県で開催された「全国高等学校選抜卓球大会」の女子シングルスに出場しました。
代表1枠を争った1月の県予選で、見事優勝し、産業高校卓球部として39年ぶりの全国大会出場の快挙です。
1 篠山鳳鳴高校競技かるた部 谷田悠奈さん、中野一貴さん全国大会出場(8月)
8月9日から11日、長野市にて行われた信州総文祭(小倉百人一首部門)に、篠山鳳鳴 高校競技かるた部、3年生の谷田悠奈(たにだゆな)さん、2年生の中野一貴(なかのかずき) さんの2人が出場されました。谷田さんと中野さんは、4月に行われた兵庫県の選考会で、それぞれ8位、2位の成績を収め、兵庫県代表チームに選出されました。
1 ハーツ小学男子(ホッケー)が全国大会準優勝(8月)
HC HYOGO HEATRSは、篠山市内の小学生を中心とするホッケーチームで、以前は篠山ホッケークラブと呼んでいました。このチームが、8月3日から8月6日に富山県で開催されたホッケーの全国大会に出場し、準優勝となりました。
1 篠山・丹南中学校ホッケー部全国大会準優勝(8月)
篠山中学校と丹南中学校の合同チーム、篠山・丹南中学校男子ホッケー部が、8月17日から20日まで島根県奥出雲町で開催された第48回全日本中学生ホッケー選手権大会に出場し、準優勝を果たしました。
1 篠山鳳鳴高校軟式野球部2年連続全国大会、国体出場(8月~)
篠山鳳鳴高校軟式野球部が、昨年に引き続き、夏の県大会で優勝し、8月24日から8月29日の期間で開催された第63回全国高校軟式野球選手権大会に出場しました。
全国大会では、ベスト8となり、2年連続の国体(福井国体)出場を決めました。
1 ホッケーU-15男子日本代表に、丹南中学校の丸山奏選手と小林青空選手が選ばれオーストラリアへ(11月)
公益社団法人日本ホッケー協会が今年のホッケー U-15日本代表選手を発表し、丹南中学校の3年生 丸山 奏(まるやまかなた)選手と小林青空(こばやしせいあ)選手が選出されました。篠山勢としては、昨年の女子選手2人に続く選出です。U-15日本代表チームは、11月にオーストラリアで開催された「FHEカップ」に出場し、オーストラリア国内のクラブチームやマレーシアなど各国代表チームとの試合を通じて、貴重な国際経験を積みました。