ある薬剤師の方のつぶやきがきっかけで始まりました。それは、「薬局にお薬をとりに来られる方の中に、介護の相談や認知症の相談、お金の相談をされることがある。薬剤師としては十分な対応をすることが出来ず困っている」と言う内容でした。
そこで、篠山市では、平成23年度から市役所第2庁舎1階に開設し、市民の皆様から福祉に関する相談を年間400件近く対応しています「ふくし総合相談窓口」につないでいただくことで、薬局に相談に来られた方の悩みや不安対して、できるだけ早く対応することができるようにするために、篠山市薬剤師会と協定を結び事業を実施することになりました。
篠山市薬剤師会のご理解と市内の16の薬局のご協力により、7月26日に「篠山市と篠山市薬剤師会との相談窓口連携事業」の協定締結式を執り行いました。
8月1日からは、協力薬局として登録いただいた市内16の薬局のカウンターに「医療・介護まちかど相談室」の上り旗が設置され、薬局を訪れた方からの相談ごとを、相談者の同意を得て、ふくし総合相談窓口へ連絡いただくことになります。
連絡を受けた市は、相談された方に連絡をさせていただき、関係機関と連携しながら必要な医療や介護・制度等に早期につなげられることにより、安心して暮らしていただけるように支援していきます。
悩み事をひとりで抱えず、誰かに相談することで何か光が見えてくるものです。
市民の皆様もご協力いただく薬局の皆様も、ひとりで抱えこまず、お気軽にご相談ください。