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篠山鳳鳴高で講義(市長日記)

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 篠山鳳鳴高でお話してきました。
 同級生の小畠さんもお手伝いしていただきました。
 小畠さんは、高校卒業後オーストラリアなどで料理を学び、篠山でフランス料理店をオープン。今は市会議員として農を大切にした取り組みに頑張っています。
 私が高校時代、テニス界のプリンスであったこと、小畠さんが、部員不足、地区大会一回戦敗退という厳しさを乗りこえて、今や全国に名をはす軟式野球部の礎(いしずえ)を築いた事、からはじまりました。
 私達の頃は、大阪まで2時間半かかり、観光に来る人もなく「向都離村」(都に向って村を離れる)の考えそのまま、高校を出たらふるさとを離れるように考えていました。

 しかし、この40年間で、篠山市の姿も大きく変わりました。
 高速道路の開通、JRの複線電化、そのうえで自然や文化、人を大切にする丹波の森構想のもと、ふるさとの良さを大切にするまちづくりをすすめてきました。
 篠山市になってからは特に、農都、美しいまち、景観、自然、文化など魅力を生かす施策をとっています。
 そのため、日本遺産、景観モデル都市など、全国的にも注目を集めるようになりました。
 今、市外から若い人達が篠山市の魅力を感じ、神戸大学農学部、地域おこし協力隊、篠山口駅イノラボなど、「青年は丹波篠山を目指している」のです。

 私たち同級生も定年の年となりました。
 約3分の1は地元にいます。
 先生、医師、薬剤師、商店街、農業など様々に活躍しています。
 音楽家や上方講談師になった者もいます。
 市外にいる者もふるさとのことを気遣っています。
 この魅力ある篠山市を更に盛り上げ、担っていくのは若い皆さんです。
 篠山市でいろんな夢も実現できると思います。

 事前に質問のあった「市の財政」「市名変更」についても触れました。
 「賛成・反対と対立し、市民は一つですか」と問われ、「できるだけ一つになるよう努力する」と答えました。

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