6月2日(土曜日)・3日(日曜日)に第38回「大国寺と丹波茶まつり」が開催されました。開催場所の味間地域は、兵庫県一の茶どころです。天気にも恵まれ、2日間晴天で、30度を超える真夏日でしたが、6,000人を越える多くの方がお越しになりました。
大国寺、茶つぼ道中、茶摘みに手揉み体験、お茶席、舞台でのパフォーマンス、そしてフィナーレは薬師の餅まきなど、大いに盛りあがりました。
特に田んぼの中の運動会(大田動会)では、田んぼに浮かぶ茶柱フラッグをめざして、泥だらけになりながら走り抜ける選手の皆さんの白熱した戦いが繰り広げられ、会場は熱気にあふれていました。
今年は遅霜もなく、気温が温暖で雨も適度に降ったので、収穫量も多く、良いお茶ができているそうです。
丹波茶の歴史は実に古く「日本後記」「類聚国史」によれば、弘仁6年(815年)6月に「嵯峨天皇が丹波をはじめ、近江、播磨などの畿内に茶を植えさせ献上させた」とあり、これは、茶が日本で栽培されていたことを示す最古の記録です。
平安時代から続く、茶畑の景観も大切に引き継ぎたい私たちの財産です。