「若者と女性の活躍」をテーマに、篠山市農業振興大会を開催しました。
事例発表では、
和田明男(わだあきお)さん
「宝塚市から移住。飲食店10店を営んでいたが、店で出す野菜作りを手がけたことから農業に関心。篠山市の楽農スクールで学んだ際、真南条の円谷さんと知り合い、農地を借り受け指導を受ける。
有機による安全な野菜作りや地域の人とのふれあいにやりがい、喜びを感じる。
真南条下の生産組合に加入し、一緒に地域の農業、農地を守っていきたい。」
澤村寛文(さわむらひろふみ)さん
「米原市出身、妻が後川出身で、交際中、丹波篠山のお米と黒豆を食べ、そのおいしさに感動、これは商売になると考える。妻の実家でお米やブルーベリーやトマトも栽培。
次世代に美しい田んぼの風景を伝えたいとの思いから『丹波篠山伝田(でんでん)農産』を営む。
東京オリンピックの選手に、篠山の食材を食べてもらい、世界に広げたいという大きな夢を持っています。」
湊友加(みなとゆか)さん
「父親が孫に安全な農作物を食べさせたいとの思いに刺激を受け就農。
40アールからはじめたのが、今では30ヘクタールにお米、黒大豆、山の芋、小豆、ブドウなど栽培。5人の子育てをしながら取り組んできた。
雨や台風の被害に遭いながら夫の協力、子どもにも励まされ頑張ってきた。
金融機関からの融資も全額返済できました。
『農事組合法人なちゅらるはーもにー』の名は、自然との調和をめざす意味で、安全でおいしい作物、特別栽培米に取り組んでいる。
ひょうごアグリプリンセスの会に加入したり、農業委員にも選ばれ、農業に取り組む女性のつながりが広がっている。」
また、会場から、特に女性からも多くの声が出されました。
また、司会者から
「農業を将来につないで行きたいですか。」の質問に多くの方が手をあげられました。
このような意欲的な若者や女性の力を得ながら、集落ぐるみでの取り組みを進めていきたいと考えています。
▲左から 和田さん、澤村さん、湊さん