第32回人権啓発研究集会が、神戸市で行われました。
全国規模のこの集会が兵庫県で開催されるのは、2011年1月以来7年ぶりだそうです。
この集会は、インターネット上での差別書き込みや、ヘイトスピーチなどの悪質な差別事件が相次ぐ昨今、人権教育や啓発の取り組みをさらに強化する目的で毎年1回開催されています。
篠山市からは、市バス2台を運行し、約60名で参加しました。会場に着くと、あふれる熱気に圧倒されました。県内外から3,500名以上が参加されていました。
神戸朝鮮高級学校吹奏楽部の演奏や「差別解消法の具体化をめざして」と題したシンポジウムなどが行われました。
また、4月に施行される「たつの市部落差別の解消の推進に関する条例」についての特別報告も行われ、条例の市民への周知や施策の具体化が施行後の課題であると報告されていました。
篠山市では、平成25年1月に「篠山市人権尊重のあたたかいまちづくり条例」を施行し、住民学習や各種相談、人権講演会、あいさつ運動、ふれあい館事業などの人権啓発に積極的に取り組んできました。
今後も市民のみなさんが幸せを実感できるあたたかいまちになるように取り組んでいかなければと、この集会の参加を機に決意を新たにしました。