28日、大阪市でプロボクシング日本ライトフライ級タイトルマッチが行われ、篠山の角谷淳志選手は8回TKO負け、悲願のベルト奪取はかないませんでした。
篠山からも約50人がかけつけ、ファンやジム関係者もそろいのTシャツ、のぼり、横断幕、そして「アツシ」コールを叫び、角谷選手に熱い応援を続けました。
前半の5回終了までの審判の結果は、2-1でリード、これがアナウンスされると大きな歓声があがり、私もこれはいけると益々興奮してきました。
後半は壮絶な打ち合いとなり、7回にダウンを奪われましたが、ここでも更に打ち返し、盛り返しました。
私の後ろの女性は、「アツシ、打て」と叫び続けていました。
8回に足があまり動かなくなったのか、ロープに追いつめられて打たれたのが響きました。
負けはしましたが、立派な戦い方で魂のぶつかり合う試合でした。
角谷選手は負けた後、リング上から応援団に「すみません」とあやまりました。
みんなは「ナイスファイト」「よく戦った」と声をかけました。
本当に残念、無念ですが、仕方ありません。
角谷選手はプロ入り後、全日本フライ級新人王、世界ライトフライ級8位、WBO日本ライトフライ級1位などに輝きました。日本タイトル戦に3回、世界タイトル戦にも挑戦しました。立派なボクシング人生です。
篠山市民に感動と夢を与えていただきました。その活躍と努力をたたえたいと思います。
ベルトの分は、これからの長い人生で、いろんなことに活躍していってほしいと思います。
できれば篠山に帰って、篠山で仕事をして家族を築き、また子ども達にボクシングを教えてもらえればと思います。