篠山市は、今年の8月、篠山市の大書院において愛媛県南宇和郡愛南町と姉妹都市提携を結びます。
愛南町は、平成16年に南宇和郡にあった4町1村が合併して誕生した愛媛県の最南端にある人口2万2千人の町です。主な産業は海に関する産業が主体で愛媛県唯一のカツオの水揚げ港もあり、真珠養殖をはじめ真珠母貝・タイ・ハマチ・フグ・ヒラメ・カキの養殖が盛んです。また農産物では柑橘類の栽培が盛んで夏みかんや美生柑(みしょうかん、愛南ゴールド)などが有名です。
篠山市では、平成23年に発生した東日本大震災での支援にあたり、自治体間の連携・協力の重要性が認識されたことから、篠山市にゆかりや縁のある市区町に対して、災害時における相互応援についての協定の締結を呼びかけました。この愛南町は、隣接する高知県宿毛市との間で山頂を分け合う「篠山(標高1064.6m)」と称する山があることから、篠山市から協定の締結を呼びかけ、平成24年1月17日、篠山市役所において、「災害応急対策活動の相互応援に関する協定」を締結しました。その際、今後想定される有事において、この協定が有効に機能するよう、日ごろから交流をしていこうとの約束が交わされ、以降、行政はもとより、学校・市民で交流を続けています。
今回、これまでの愛南町との交流の実績を踏まえ、災害時相互応援協定だけでなく、さまざまな分野において、より交流を深め、さらに幅広い交流へと発展させるため、「姉妹都市提携」を締結しようとするものです。
愛南町との姉妹都市提携は、国内では愛知県犬山市に次いで2番目の締結になります。
▲ 愛南町空撮
▲ 高茂岬
▲ 篠山アケボノツツジ
▲ ブリ
▲ ヒオウギ貝
▲ 愛南ゴールド
▲ 平成24年1月17日 「災害応急対策活動の相互応援に関する協定」締結式 篠山市役所に於いて