篠山市小多田、野中地区に計画されている産業廃棄物の中間処理施設について、事業者との調整に向け、平成26年12月から本年5月2日までの間、6回にわたり検討会を開催してきましたが、これが終了し、おおよその意見をまとめました。
要約すると次のとおりです。
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(1)小多田地区住民の皆さんの理解が得られない理由は、小多田地区への説明、協議が何もないまま、すでにプラント施設が建設されてしまっていることにあります。地元説明の範囲に小多田地区やわずか100m内にある隣接地所有者を加えなかったことは兵庫県、事業者の落ち度であり、しかも県の紛争予防条例では、関係市町の長の意見を聞いたうえ、それを十分考慮して事業者に必要な指導助言を行うこととされているにもかかわらず、本件は関係市である篠山市長の意見を全く聴くこともなく、工事着工を承諾しており、兵庫県の定めた条例の手続きに自ら違反するもので、強く抗議します。
(2)事業者にあっては、引き続き小多田地区住民の理解を得て同意を得る努力をすべきです。
(3)本事業施設について心配されるのは、
(1)汚水排水と農地への流入
(2)粉じん、騒音
(3)景観
があげられます。(1)、(2)について事業者は、検討会の提案を受け入れ、周辺の生活環境への配慮をしています。また篠山市において新たに排水管の工事を行うことで、農業用水に流入しないよう対応します。(3)について事業者は、篠山市の景観計画に基づく指導を遵守するとしています。
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これまでの経緯について、篠山市は事業者ではありませんが、市民の安全を守る立場から、小多田の住民の皆さんへの報告会を5月24日(日)午後8時から小多田公民館で開催します。
又、兵庫県の産業廃棄物処理法上の「許可」とは別に、篠山市まちづくり条例による手続も必要で、そのための事業者による市民説明会を6月16日(火)午後8時から、高城会館で予定しています。