篠山市の今田地区で作られている丹波焼は日本六古窯のひとつ。この地域で焼き物が始まったのは約800年前と言われ、今でも南北6キロメートルのエリアに60もの窯元が軒を連ねています。
丹波焼には、芸術性の高い作品と普段使いの器、2つのタイプが共存していますが、現代のライフスタイルに合わせた「洋食器」の丹波焼に取り組もうと、6人の陶芸家(市野元祥さん(壺市)、市野秀之さん(雅峰窯)、市野哲次さん(悟窯)、市野勝磯さん(陶勝窯)、田中聡さん(丹水窯)、大西雅文さん(丹文窯))が、「Tanba Style実行委員会」を立ち上げ活動されています。
第1弾として、2月13日から18日まで大阪の茶屋町の飲食店で丹波焼の器で食事ができるイベント「Tanba Style Bar(タンバ スタイル バル)」、作品展「丹波Style「陶」六人展」を開催され、お客様にもお店の方にもたいへん好評だったということです。続いて3月29日と30日の土日に大阪駅前のグランフロント大阪で、トークショーやセミナーなどのイベントを開催し、「丹波焼のある暮らし」を提案されます。
実行委員会の皆さんは「Tanba style」の活動を通じて丹波焼だけでなく、丹波地域の食や地酒なども広くPRしていきたいと仰っており、イベントでは丹波篠山で活動されているシェフによるセミナーや、丹波焼で丹波の食材や地酒を楽しむことができる交流会などが予定されています。このように、地域の様々な分野の方たちが協力し、自ら丹波篠山の良さをPRされていることに、嬉しさと頼もしさを感じました。
道具でもある焼き物は使ってみてこそ、その良さが分かるというものです。ぜひとも多くも皆さんにイベントにお越しいただいて丹波焼の良さを体感していただき、普段の生活に取り入れていただきたいと思います。
☆イベントの詳細はTanba styleのサイトをご覧ください。セミナー等の申込みはサイトで受付けております。
【3月29日】
トークイベント『丹波焼作家6人に聞く』 13:00~14:30
ABC朝日放送アナウンサー 三代澤康司
丹波焼6作家
セミナー1『丹波焼と地野菜料理』 15:00~16:00
里山旬菜料理「ささらい」オーナーシェフ 藤岡敏夫
セミナー2『丹波焼とイタリア料理』 16:00~17:00
「italian dining 茜」シェフ 北里大輔
レセプションパーティー 18:00~20:30
【3月30日】
セミナー3『簡単ヘルシーなイタリアンクッキング~丹波焼の器でおしゃれなメニュー~』 11:00~12:30
料理サロン「アランチャ」主宰 中西しゅう子
※事前予約 受講料3000円
セミナー4『うつわとイタリアン』 13:00~14:00
「イタリア料理アリアラスカ」シェフ 北村仁
▲市役所を訪れ、地元新聞記者にイベントをPRされる市野元祥さん(左)と市野哲次さん(右)
哲次さんは、とてもかわいらしいお顔をされているので、「元祥さんの奥さんですか?」と尋ねられていました。無論、男性です。