細川元総理が東京都知事選に出馬され、それを小泉さんが支援されると報じられています。
総理大臣まで務めた方が、今さら何をという受け止め方もあるかも知れませんが、私は嬉しい気持ちで、共感します。
それは、あれだけの原発事故を経験しながら、そして、福島の何の解決もできないまま、今までどおり原発を推進しようとする、今の国の態度がどうしても納得できないからです。
小泉さんの言われるとおり、「原発の問題は国の存亡に関わるという強い危機感」です。
「自民党をぶっつぶす」「自民党は改革政党になった」と言われた小泉さんからみて、昔の自民党に戻っていきつつあるのかもしれません。
政治家は、もちろん、自分を支持する人々の声を大切にしなければなりません。
しかし、それだけでは御用聞きにすぎません。自民党は経済界、民主党は連合の意を受けて原発を推進するのなら、それは御用聞きの政党となってしまい、信頼を失いかねません。
あるべき国の姿があるはずです。
世論調査では確か6割以上の国民が脱原発を願っているのです。
わずか80年しか生きられないヒトが、自分の利益や生活のために、10万年もの未来まで、大きな負担を残すことが、正しいかどうか、純粋な子どもの心で考えれば誰にもわかります。
国を愛すればこそ、立ち上がざるを得なかったのではないでしょうか。
誰しも豊かな生活を望みます。しかし、その自分の生活や利益だけでなく、未来もあわせて考えるべきだと思うのです。