12月21日(土曜日)午前4時44分頃、福住・村雲方面で停電が発生し、下水処理施設「福住浄化センタ-」内のマンホ-ルから汚水が溢れ、籾井川に汚水約800トンが流出する事故が発生し、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
事故の発見は、24日午前9時5分頃に施設の管理会社の点検により、浄化センタ-内で汚水が流出しているのを発見し、9時55分に復旧しました。
また、同時刻に関西電力(株)から21日の停電の影響を確認する問い合わせがあり、現在停電及び汚水漏出の詳細な原因について調査を行っています。
汚水の漏出は、停電により浄化センタ-の電源を受電している遮断機が作動し、浄化センタ-内に電力が供給されず、処理施設の機器類が停止したためです。
漏出した浄化センタ-下流の河川の状況を調査したところ、河川水の濁りや臭気はなく、浄化センタ-の下流2箇所での簡易水質検査も異常はみられず、浄化センタ-下流約3.5kmに位置する上水道施設への影響もありませんでした。
停電時や施設の機器故障時には、異常を感知し通報する通報装置や、自家発電機の起動により施設内の主要な機器を作動させる設備を備えていますが、今回の事故は停電により全ての給電停止や異常検知を行う回路の不具合が原因と考えられ、通報装置も作動せず汚水が漏出したと考えられます。
現在、汚水漏出の詳細な原因を調査するとともに、市内全ての処理施設を総点検し不具合箇所や異常通報回線の改善などを行い、再発防止に取り組みます。