日本農業普及学会第10回EXセミナーが「農業普及は村おこしにどう取り組むか」をテーマに、7月13日~14日、丹波篠山市で開催されました。
当日は、北は青森県や南は宮崎県など全国各地から農業改良普及関係の学会員のほか、市内の農業者ら約70名の方々が集われました。
初日は、シンポジウムで首都大学東京の山下祐介教授から「人口減少リスクと共同体の意味」と題した講演のほか、市の森本農都創造政策官や福島県の「南郷トマト」を生産する三瓶組合長から、特産づくりや担い手育成について報告があり、その後意見交換が行われました。
2日目は市内で大規模農家と連携して農地を守る(株)アグリサポートのほか、地域特産物マイスターの森口昌英さん(丹波栗)や山本博一さん(黒大豆)から地域の担い手づくりや特産物づくりの状況を現場で学ばれ、黒豆の館やJAの味土里館も視察されました。
参加者からは「一度は丹波篠山を訪れたかった」や「二種兼業農家を中心に800haもの黒大豆を栽培されていることに驚いた」、「みんなの力で特産物と農村が守られていて素晴らしい!」といった声をいただきました。
これからも、二種兼業農家や大規模農家、若者や女性など、皆さんが主役となってこれからの農業を考え、取り組んでいく「集落営農」をより大切にしていきたいと感じました。
▲シンポジウム(市民センター)
▲(株)アグリサポート(大山)
▲森口栗園(本郷)
▲川北生産組合(川北)