「丹波篠山市」までおよそ100日前となる1月16日、テレビでおなじみの岸博幸さんをお迎えしての講演会、そして熊谷奈美さん(タレント)、南条好輝さん(俳優)、ちめいど(歌手)の丹波篠山ふるさと大使にも参加していただいての100日前イベントを行いました。
寒い夜でしたが、多くの市民の皆さんがつめかけ、会場は満杯で、期待の高さを感じます。
岸さんは、「市名変更が絶対に必要なワケ」と題し、お話をされました。
この題目は、岸さんがみずからつけてくれたものです。
「『篠山市』だと、東京やそれより東の人は誰もわからないが、『丹波篠山』だと、ある程度知られている。ブランディング、地域の生産性を高めるには、まず何よりその存在を知ってもらう必要があるので、変更には大賛成だ。
しかし、名前だけではない、地域の宝をみがくこと。ヨーロッパを見ても、文化と環境を再生することで活性化している地方都市がみられる。スペインのバスク地方のビルバオは、昔からの鉄鋼業がダメになったので、バスクの昔を再現、川を美しくしたり、バスク様式のまちなみにした。フランスのストラスブールもそうだ。丹波篠山も非常に大きなポテンシャル、強みが沢山ある。農業が強い、お城やまちなみ、農村の風景もすばらしい、文化と自然環境もある。これらは外国人が大変喜ぶものばかりだ。古民家、ホタルなど、地元の人には関心がなくても、外の人は喜ばれるもの。外の人が何を求めるかを考えること。農業は成長産業です。地域の宝を生かせば、ヨーロッパの活性化したまちのように、しっかりやっていけます。
5月1日は第一歩にすぎない。市名に反対された方も、反対理由をぶつけ、共に取り組んでいく事です。」
ふるさと大使からは、市役所だけでやるのではない、市民みんなですすめればきっとうまくいくとの激励もあり、最後にみんなで声をあわせました。
▲岸さん
▲南条好輝さん、熊谷奈美さん
▲ちめいど