篠山小学校は、現在の城跡内で、木造の現校舎を生かしながらの耐震改修に向け、実施計画の策定中です。
第14回の検討委員会を開いて、その状況を報告し、ご意見を伺い、今後のスケジュールを確認しました。
基礎の作り替え、建物の重量を軽くする、壁を増やす、軸組を金物で補強することなどにより、耐震性が補強されることとなりますし、国の史跡地内での改修になりますが、文化庁からの現状変更の許可も得られました。
今後、校舎検討委員会専門部会を6月29日に開催し、保護者の役員や学校の先生方にも説明し、8月20日までに計画策定を終え、9月の市議会に予算提案したうえ、11月から工事にかかり、平成26年度中の完成をめざします。
昨年、木造校舎のまま改修した八上小学校は、歴史的校舎として高い評価を受けていますが、篠山小学校は、城跡地内にあることも加わり、全国的な注目の的になるものと思われます。
2013年6月6日『読売新聞』夕刊(東京)掲載